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大学生時代

こうしてやっと大学に入学できました。同じ高校でも1浪はけっこう多くて普通だったので1浪したことは今でも別に何とも思っていません。むしろいい遠回りだったなと思います。推薦で大学へ行った人よりはよほど大学入試に詳しくなりました。

で、特に法律が好きというわけでもなく法学部法律学科に入り、六法なるものを買うこととなり勉強がスタートします。サークルも特に入りたいものもなく、留学生交流会という小さなサークルに所属していましたが、だんだんといかなくなってしまいました。特に何かをするわけでもなく昼休みなどに留学生と話をしたりするだけのものでした。サークルとかこつけてカラオケやボーリングなどいろんな場所に遊びにくサークルでした。

勉強はやっと入試から解放されてぽっかりと心に穴が開いていました。当時は哲学という学問を知って法律よりもこっちの方がおもしろかったので哲学の入門的な本を読んでいました。ちょうど『ソフィーの世界』が売れていた頃です。あの本から哲学へ入りました。どちらかというと法律学は投げていたのですが、一応自分でわかりやすそうな入門書を読んでいました。『伊藤真○○法入門』などです。

アルバイトをしたり、家庭教師をしたり、映画を見たり、ゲームをしたり、漫画を読んだり、その時の友人と遊んだりとぶらぶらと目的もなく過ごしていました。勉強はあまりしなかったですが放棄はしていないので授業は出なくても単位は取ってしかも優が多かったです。大学の授業はおもしろくなくて出なくなることが多いのですが、自分で本を読んで試験を自助の精神で乗り切る人の方が成績は良くなるのかもしれません。とにかくクラブに入っていなかったからか、時間はたくさんありました。本を読んでいる時間が多かったです。社会学の宮台さんとか好きで社会学の本を読んだりしていました。

司法試験は大学に入って以降よく聞くようになって、なんでもとても難しいということで、始めてみようかと思って始めてみました。これが2回生の頃です。LEC東京リーガルマインドという司法試験の予備校(専門学校です)の入門講座を受けました。高野先生の授業とプロヴィデンステキストがおそろしいほどわかりやすく効率が良かったです。大学の授業は特に出なくてもこれでその科目の大学の期末試験はOKでした。プロヴィデンステキストを2,3回読んで答案を書けばだいたいいい成績で単位取得できました。LECが始まると大学は自然といかなくなりました。法律以外の一般教養科目は授業は受けていましたが、とにかく時間がたくさん余りました。

2回生の後半からゼミが始まり法社会学のゼミに入りました。実定法以外のゼミに入りたかったのです。少人数でこじんまりした読書会のようなゼミでした。これが3回生になると人が大量に増えました。大人数のゼミになりました。けっこう個性派のメンバーでした。ゼミ生では今でも友達のままの人もいます。ゼミがなければ大学に行ってもすることがなかったですね。

4回生になったわけですが、司法試験をしていたので就職活動をしないでそのままでした。LECの司法試験の講座が2年で終わりLECに行かなくてよくなった分、4回生からは大学の授業をよく聞いていました。刑事学とか法哲学とかおもしろかったです。

こうして大学はそのまま卒業してしまい、新卒での就職をしないまま司法浪人となりました。

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