こんにちは。 Contents
かずしおです。
法律を学ぶということ
法律を学ぶということは、六法にのってある○○法を読んで理解して表現できるようにすることです。実際の場面で使えるようになることです。人々が集まって社会ができ、そこで政治のプロセスを経て出来上がったのが法律でそれが六法に載ってあります。毎年新しい六法に最新の法律が載ってあります。法律の量は多すぎるので全部覚えるのは無理ですが、検索して使えるようにしておきましょう。その場合は法律の体系を理解しておいて全体から部分へ進んで今自分がどこにいるのかを分かるようにしておくとよいです。
条文を読む
法律の学習は条文から始まります。条文を離れた意見は政治だったり単なる自己主張だったりします。法律を勉強している人は、自分の意見を持つのはいいのですが、○○法の何条何項に根拠があるというところを突き止めないといけません。
判例を読む
条文の次に勉強すべきは判例を読むことです。裁判所で実際に紛争が起きて判決として解決された部分に法的拘束力が出て以後の実務を支配します。有名な判例の規範は試験でも実務でも重要です。試験においては重要な判例の規範を覚えておかないといけません。
三段論法ができるようになる
法学を学ぶ人は答案で三段論法ができるようにならないといけません。大前提に小前提を当てはめて結論を出すのです。例えば、「人間は考えることができる」という大前提があったとして、「Aさんは人間である」という小前提をあてはめると、Aさんは人間であるから考えることができる、という結論が出ます。
学者の本を読む
学者の本は難しいのですが、その法律を長年勉強してきた人がその成果を発表している本なので難しくなるのは性質上仕方のないものだと割り切って、頑張って読めば理解できるかもしれませんしやっぱりできないないかもしれません。内容がわかれば確かに有益です。判例とは違ってもものの考え方を追っていくことは法学の勉強としてよいです。学者のになりたい人は学者の本を読みましょう。
授業を受ける
定評ある授業が受けられる人は受けるとよいです。法学部以外の学生は難しいかもしれませんが。現在はロースクールができたので法学部以外からロースクールへ来ると付加価値がついてよいです。
答案を読む
試験問題などを論文式で答える試験の場合は答案をたくさん読むといいです。量も大事ですが、優秀答案や合格答案をたくさん読んでまねることのできるところはマネしましょう。表現や当てはめなどマネすればいいのです。
答案を書く
自分で答案を書くことは大切な勉強方法です。実際の答案を作成するのはかなり手間暇かかるので答案の骨組みだけを作る答案構成をつくることを司法試験受験生はよくやります。答案構成が短時間でできれば試験もうまくいくようになります。
択一式の問題を解く
択一式の問題を読んでいくつかの選択肢から正解を選べるようになる勉強です。どの選択肢が正解でどれが間違っているのかを理由まではっきりわかって選んでいけることが理想的です。また、そこまでできればその知識は論文にも生かせることができます。
実務を経験する
実務を知っている人は、本を読んでいるだけの人よりずっと知識が身につきます。本来実務を経験しながら知識を身に付ける方がいいのですが、知識を身に付けてから実務をするようになっているのでなかなか勉強は大変になります。
未知の問題に挑む
試験ではいくら勉強しても未知の問題は出題される可能性はありますし、実務では未知の問題の方が多いと思います。なので、未知の問題に既知の知識から推論して解決できる能力を養っておくと重宝される人材になれると思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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