行政書士試験について
こんにちは。
かずしおです。
行政書士試験について書いてみます。ロースクール在学中に合格できた資格でした。難化している資格なのでなめてかかると落ちますので受ける人は十分勉強して挑みましょう。法学を学んで初めに受けるのに適している資格ともいえます。いきなり司法書士や司法試験を受ける前に行政書士試験を受けておくというのは十分ありですね。
他の試験と並行で受けられる
行政書士試験は法律の資格試験と並行して受けるとよいです。司法試験と司法書士試験を受けている人は並行して受けられます。重なる科目は行政書士用に特に勉強しなくてもよいです。司法試験の勉強をしている人は法律科目で重なっている科目(民法や会社法など)は択一試験の勉強をしていればそれが行政書士試験の勉強にもなっています。重なっていない科目だけ1冊テキストや本を買って勉強すればよいです。公務員試験を受けている人は一般教養科目が重なると思うのでこれまた法律科目だけ勉強すればよいので負担が減ります。ということで、行政書士試験は他の試験と並行して受けやすい試験です。
法律科目
法律を初めて勉強する人でも試験科目の法律さえできれば何とか合格できます。司法試験や司法書士試験をしている人は随分有利になります。私は行政書士用には伊藤塾の市販の問題集を1冊したことがありますが、ほとんどは司法試験の択一試験の勉強が行政書士の法律科目の勉強になっていました。
一般教養科目
実は一般教養科目はほとんど勉強しませんでした。大学入試までの勉強くらいと新聞や本を読んで適当に一般教養をつけるとよいと思います。試験用に加工されたテキストを覚えるというのも効率は良いのだと思いますが、私は特に何もしませんでした。たぶん、公務員試験の一般教養科目が参考になると思います。
資格取得後
行政書士は司法試験や税理士試験とは違ってそこまで難しくもなく、合格者数も結構多いので資格を持っているだけではそれほどたいしたことはないです。資格があっても行政書士事務所にすぐ就職できるというわけでもなく、自分で即独立してうまくいくというわけでもないです。人によってずいぶん差が出ます。資格の力というよりはその個人の力量で差が出る仕事と言えます。法律の専門学校や通信教育でコースに乗って資格は取ったものの使えていない、資格があるだけ、一応開業したけどほとんど何の儲けもないというのがわりと多い現状かなという感じを受けています。とはいえ、弁護士をはるかに上回る収入を得ているスーパー行政書士の人もいるので天井自体は青天井です。うまくいくかどうかは人によるとやっぱり言えますね。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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