ロースクール入試の勉強方法 志望理由書・適性試験・法律試験

みなさん、こんにちは。かずしおです。
今回はロースクール入試の勉強方法を私が経験したことを中心に書いてみます。



ロースクールという制度について


ロースクールはできた当時はある程度盛り上がり競争が激しかったのですが、今はあまり人気がありません。定員割れしている学校もあり、募集停止している学校さえあります。今後10年でもう少し淘汰されるかもしれません。

そもそもロースクールという構想自体が失敗だったという見解もあります。たしかに、その見解も全く的外れではなく、大学を出てわざわざ高額なロースクールに入り、それができる人は経済的に恵まれている人に有利になっており、しかも、司法試験に受かる割合が2割ほどで受からなかった人は放っておかれる現状と、仮に受かって実務についてもあまりいい仕事がないとか収入が少ないとか、就職がうまくいかず即独立しないといけないとか、弁護士が増えすぎてしまい弁護士の質が下がって以前のような職業に何らかのプレミアもなくなってしまったとか、こういったロースクール制度ができて以後のマイナス面もないこともないです。その他、ロースクールができてしまうと法学部の価値が相対的に下がってしまいます。むしろ、理科系の学部からロースクールに来た方が付加価値がありいいと思っています。私は法学部法律学科からロースクールへ進んだのであまり付加価値のない進路でした。

とはいえ、プラス面もないことはないです。比較的司法試験が受かりやすくなったので、弁護士が増えて、弁護士が生活に身近になり法律が社会に根付きやすくなったと言えます。受験生の側からは大学入試で失敗した人にもワンモアチャンスとなりますし、法務博士という学歴も手に入ります。勉強が好きという人にはいい場所だとは思います。

ロースクール入試について


そのロースクールの入り口にあたる入試は、1次試験が適性試験と志望理由書というエントリーシートを提出し、2次試験が個別の学校が課す筆記試験からなっています。法学を学んだことのある「既習者」には法学の試験が行われ、学んだことのない「未習者」には一般の論文試験のような試験が課されます。学校によっては面接のある学校もあるようです。

志望理由書


志望理由書は充実させるに越したことはないのですが、ロースクール側からすると、添付する適性試験の成績がほぼすべてです。よほど変な志望理由書でない限り大丈夫です。あとは添付する資格の証明書が加点になるので英検の上位級やTOEICの高得点は持っておいて損はないですし、宅建とか行政書士とかFPとかなんでもいいですが資格があると少し得します。1次試験は適性試験の点数で決まると思ってOKです。志望理由は司法試験合格後や司法試験を受けるまでのモティベーションになるくらいです。

適性試験


大学入試のセンター試験のような試験です。といっても知識はそれほどいらない論理問題とか読解問題、表現問題からなっています。私は大学入試センター試験主催の適性試験の過去問と市販の問題集を3,4冊やったのを覚えています。7割超えようと思って勉強して実際に7割超えられたのは自分でも驚きでした。

法学の筆記試験


ロースクール入試に来るまでにすでにいわゆる旧司法試験が長かったので、すでに法律の勉強はたくさんしていました。基本書がコロコロ変わったのがよくなかったのと多読してしまったのがよくなかった点でした。最初はLECのプロヴィデンステキストを読んで、その後学者の本をたくさん読んで、その次に伊藤真の『試験対策講座』を読んでいました。同志社の入試で急きょ、行政法が加わったので受験3か月前に急いで行政法を初めて勉強して一気に勉強したのを覚えています。受かった年の試験直前の3か月間は人生で一番勉強しました。『伊藤塾オリジナル問題集』の答案のところを何度も読んで基本的な論証を覚えていました。今思うと答案例を読む勉強方法は苦しいわりにそれほど良くない勉強法だと思いますが、当時はどうしても受かりたかったので自分で思いついた最善の勉強方法でした。とにかく合格したいという気持ちが一番大事でそれさえあれば勉強方法が多少まずくても受かるとは思います。最大限勉強した記憶があります。時間が長かったというよりは密度が濃かったです。こうしてなんとか同志社と立命館のロースクールだけ受けて両方とも合格できました。立命館は学費免除の特別奨学生でした。奨学生なんて生まれて初めてでした。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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