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五感とブランディング

こんにちは。かずしおです。
今回は、五感とブランディングについて書いてみます。
なお、これはマーチン・リンストロームという人の『五感刺激のブランド戦略』を読んで、それを踏まえた感想になります。



5感の力

人は視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚を持っておりそこから物を認識します。そして、あるブランドが好きな人はそのブランドの5感で得られる「何か」が好きなのだと思います。見た目は一番わかりやすそうですが、手で触ってみての感触が好きとか、耳から離れない心地よい音がするとか、においが好きとかそういうことです。ブランドを買う人は自分の好みに合うものを買いつつ、好みが出来上がっていきます。

5感で認識できるものというと例えば、マクドナルドのМのマークとか、Macのリンゴのロゴとか、ノキアの電話の呼び出しメロディーなどです。天下一品のあのこってり味のラーメンが食べたくて行くとかそういうことです。ある車のエンジン音が好きとか、特定のブランドの触ったときに肌触りが気持ちいいとかです。

5感に訴えるブランドを作る

ブランドを作る側からすると、買い手の5感に訴える商品を作ることがブランディングになります。他の商品とは違う差別化を図ることにより独自のブランドが作れます。他の商品とは見た目が違う、音が違う、においに特徴がある、触ったときに感覚がこれまでになかったとか、味がよいとかそういうことです。

シナジーを起こす

5感の1つだけに訴えるのではなくて、いくつかの感覚(感覚タッチポイント)に訴えてシナジーを起こすと単なる足し算を超える効果が期待できます。

破壊テスト

ブランドを構成している要素を破壊してもなおブランドとして認知できるかどうかというテストです。ロゴを壊し、絵を壊し、色を壊し、形を壊し、名前を壊し、アイコンを壊し、音を壊し、ナビゲーションを壊し、行動を壊し、サービスを壊し、伝統を壊し、儀式を壊してみるのです。壊してもなおブランドと言えるのかというテストです。

ブランド化するプロセス

ある商品が買い手の注意をひいて5感のうち何かを刺激します。買い手は感覚が刺激されて、いろいろ思うことがあり、何らかの印象をもつようになります。そして、買い手の高まった精神と商品が絆を結んでここにブランド化が成功し、買った人はその商品のファンになります。ファンになると自動的にそれを身につけている自分が気になり、それを周りに表現するようになります。そうなると、会社は自ら広告する必要はなくなります。いわゆる口コミで評判が広まります。

今回も読んでいただきありがとうございました。


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