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法哲学案内~哲学から法哲学へ~

こんにちは。
かずしおです。
今回は法哲学について書いてみます。





哲学

ものごとのそもそものところを論じる学問の王道ともいえる哲学は19歳くらいから興味を持ちましてそれからどんどん一人で学習していました。きっかけは『ソフィーの世界』を読んだことでした。哲学の歴史を古代から現代まで読むことができました。基本的なエッセンスはこの本で習得できると思います。けれども、本格的に哲学するとなるともうちょっと高度な本を読んだり講義を聞いたりするといいと思います。あとは、何のために哲学を学ぶのかをはっきりさせないとあまり意味がない遊びになってしまいます。

大学での法哲学

それで大学での学部は法学部法律学科であったことから法哲学という科目があることを知りました。ほとんど知らない科目でしたが、哲学と法学を組み合わせた基礎法学の1つです。法哲学の授業を聞いて試験はパスしました。基本的に法に関する哲学という理解でOKです。もうちょっと具体的に言うと、自然法があるのかあるとして中身は何かとか、悪法は法と言ってもいいのか、その悪法は守らないといけないのか、とか法実証主義とか、正義とは何かとか、法を基礎的なところで分類したりなどそういうことをやっている学問です。どういう場面で力を発揮するのか今一つ出番のない学問に思えますが、ぎりぎりの価値判断で役に立つかと思います。なので、法律家の人は一通り法哲学を習得しておくことが望ましいです。あとは政治家の人も隣接科目であることからこれまた習得しておくことが望ましいと言えます。

ロースクールでの法哲学

ロースクールでも法哲学の科目はあります。司法試験科目ではないので人気科目ではないかもしれないのですが、けっこうたくさんの人が受講していました。単位が取りやすいとか学問的に興味があるとかそういう人は多そうです。ロースクールだからと言って大学の頃とそんなに授業の中身は変わりません。基本的な法哲学の歴史・概念などの講義です。

試験はなくてレポートだったので、私は最大限に自由を尊重するリバタリアニズムというものに興味を持ったので『自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門』と『国家民営化論―ラディカルな自由社会を構想する』という本を一読してこれら本を踏まえて、リバタリアニズムとアナルコ・キャピタリズムについてのレポートを書きました。アナルコ・キャピタリズムというのは無政府資本主義のことです。政府をなくしてしまい全部民営化するという考え方です。現実には難しいのですが法哲学として思考するにはおもしろかったです。政府がなくても理論上はやっていけるというものです。

よくわかる法哲学・法思想

本としてはいろいろ買って持っていたのですが最後まで読んだのは『よくわかる法哲学・法思想』です。これは簡単に書かれてありとても読みやすいです。大学とロースクールでの講義は著者の一人である深田先生でした。

法理学講義

その深田先生がオススメと授業で行っていた『法理学講義』を読んでいます。1回読んでいまは2回目を読んでいます。この本は、法理学=法哲学のことですが、法哲学のなかなか本格的な本です。ちょっと読んでみればわかるのですが、この本は超難しいです。何を言っているのかさっぱりわからないところがほとんどです。でも、なんとか理解できるようになりたいです。

進度に応じて記事を更新していこうと思います。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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